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膠原病の症状

膠原病は全身に障害をきたす疾患の集まりで、症状もそれぞれ違います。膠原病が疑われる初期症状は、全身、関節、筋肉、皮膚などといった箇所にも違いがあります。ここでは、膠原病が疑われる症状や膠原病の疾患によって異なる症状について説明します。

膠原病が疑われる症状

初期症状として、原因不明の発熱(抗生物質が効かない)や微熱(37℃前後)が続きます。また、体重が急に減少して体力の低下でだるくなったりします。

関節や筋肉に症状が出るときは、関節がこわばり、腫れて力が入らなくなることがあります。この時、人によって痛みがある人とない人がいて差があります。

皮膚に症状が出るときは、目の下あたりの頬に赤い斑点がでたり、皮膚が硬くなったり、黒ずんだりシコリができる場合もあります。

手の指先が白くなる現象が起きたり(よく寒いところにいくとなる)紫色になる人もいます。これは、血流が悪く血管への血液が不足することによって起こる現象で、「レイノー現象」といいます。その他に首や脇のリンパ腺が腫れたり、顔や足がむくんだり、異常に口が渇いたり、目がゴロゴロします。

このような症状が、すべて当てはまっていなくても、あちこちに出始めたら、一度医師に診てもらって下さい。

膠原病の共通の症状

膠原病は同一性の名前をもっていても、症状はさまざまです。しかしそんな中で共通してみられる症状がいくつかあります。原因の不明の発熱、関節痛、筋肉痛、こわばり、疲れやすさといった症状です。これらの症状は、膠原病が疑われる症状にも含まれています。


膠原病のそれぞれの症状

膠原病の中にはさまざまな名前を持つ疾患があります。それらの疾患はそれぞれ障害が出る箇所も症状も違います。ここでは膠原病の中でも、患者が多く、特定疾患にも認定されている疾患と主な症状を簡単に紹介します。

全身性エリテマトーデス(SLE)

日本全国で、2万~4万人の患者がいると言われています。医療機関を利用していない人などを含めると、実際には約2倍はいるとされています。

男女比は1:9と女性が非常に多く、15~65歳に発症が多く見られることがわかっています。

エリテマトーデスの「エリテマ」は、顔や手に出る紅斑と赤い発疹のことを意味します。この意味のように、特徴的な症状として、鼻を中心として目の下の両頬の部分が赤くなる蝶形紅斑(ちょうけいこうはん)がみられます。

全身症状は、発熱、倦怠感や体重の減少、寒い日に指先が白くなって暖かいところに行くと元に戻る(レイノー現象)、といった症状がみられます。また、強い紫外線によって皮膚に異常が起こる日光過敏症が発症しやすくなります。そのため、長時間の直射日光などには充分気をつけなくてはいけません。

悪性関節リウマチ(MRA)

一年間に受療患者が4000人います。男女の比は、1:2です。

悪性関節リウマチは60歳代に多く診断され、慢性関節リウマチよりも男性患者の比率が高い傾向があります。

主な症状は、筋痛、筋力低下、間質性肺炎など、この他に全身の血管炎に基づく症状が急激に現れることが多いです。

強皮症(PSS)

30~50歳代に発症しやすく、70際以上の高齢者も発症することが分かっています。男女比は1:9と全身性エリテマトーデスと同様に女性が非常にかかりやすい病気と言えます。この患者の90%がレイノー現象の初期症状を持っているとされています。その他の主な症状は、発熱、皮膚のこわばりや関節痛があります。内臓系の症状では、食道や肺が硬くなることがあります。

多発性筋炎(PM)

男女比1:2(日本では)となっていて、あまり男女の差が小さいことが分かります。この病気の発症する年齢は、5~14歳小児期と35~64歳の成人期の、2つの時期があります。

発症数は小児期よりも成人期のほうが多くなっています。

多発性筋炎は成人期に多く、小児期には皮膚に紅斑が出る皮膚筋炎(DM)が多いとされています。多発性筋炎と皮膚筋炎は、共通して筋力低下の症状がでることが多いです。

その他、疲れやすく筋肉が痛くなります。肺に炎症が起きたり、心臓の筋肉が障害されると不整脈や心不全をひきおこします。

大動脈炎症候群(TA)(高安動脈炎)

全国に約5000人の患者がいて、男女比は1:9で15~35歳と若い女性に発症が多く見られます。 大動脈や、大きな血管に炎症が応じる原因不明の血管炎です。血管に炎症が応じたら脳や心臓、腎臓といった重要臓器に障害が出ます。めまいや、立ちくらみといった症状があらわれ、歩行困難になることもあります。

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