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膠原病の治療

膠原病の治療は、一般的に薬の投与が基本となっています。使用されている代表的な薬は、「ステロイド剤」・「免疫抑制剤」で、強い効き目があります。しかしこれらは、長期にわたって使用すると、副作用をもたらします。副作用を少なくし、症状を軽く抑えるためには、早期発見と早期治療が大切です。

ここでは膠原病の治療に使われる薬と副作用について紹介していきます。

膠原病の治療方法は?

病気の治療は、その疾患によってさまざまです。

膠原病の治療の場合は、主に薬物療法で免疫や炎症の反応を抑制しています。

また、長期の服用で薬だけではどうしても治療効果が出ない場合もあります。その様なときは、パルス療法という治療が行われることもあります。

免疫や炎症の反応を抑えるために効果的な薬が使われていますが、その分副作用がでることもあります。膠原病はあちこちに障害を起こすので、一つの薬だけじゃなく、併用して何種類かの薬が処方されることが多いです。

ステロイド剤(副腎皮質ホルモン)

膠原病は同一性の名前をもっていても、症状はさまざまです。しかしそんな中で共通してみられる症状がいくつかあります。原因の不明の発熱、関節痛、筋肉痛、こわばり、疲れやすさといった症状です。これらの症状は、膠原病が疑われる症状にも含まれています。

初めにステロイド剤について説明します。

腎臓の上部には副腎という臓器があります。副腎の周りを覆っている皮のようなものを皮質といいます。皮質は3層に分かれていて、それぞれで別々の種類のホルモンが作られています。この3層の皮質のうち1層で作られている糖質コルチコイド(ステロイドホルモン)を化学合成したものをステロイド剤と言います。

ステロイド剤は、膠原病の治療薬の中で最も効果がある薬とされ、炎症を鎮める効果や免疫を抑制する効果があります。ステロイド剤は、塗り薬や、内服、注射、点滴といったものの種類があります。しかし多数の副作用が出る場合があります。

飲み始めに多い副作用

消化不良・下痢・吐き気・食欲増進など

長期に服用した場合の副作用

にきび・肌荒れ・毛深くなる・頭髪の脱毛生理不順・むくみ・血圧上・体重増加脂肪の異常沈着(顔がふっくらする、肩やおなかが太る)コレステロール値の上昇、低カリウム血症、骨粗鬆症 ※特発性大腿骨頭壊死症もステロイド剤が原因と言われています。

ステロイド剤のパルス療法

パルス療法はステロイド剤を大量に注射する方法で、薬などの内服に効果があまりみられない時などに行なわれます。

膠原病の疾患の中では、全身性エリテマトーデスや多発性動脈炎がパルス療法の治療を行うことがあります。

非ステロイド系抗炎症剤

非ステロイド系抗炎症剤は、70種類以上ある数多い薬です。この薬は、炎症による痛みや熱を下げ、関節痛のこわばりなどを抑制する効果があります。そのため、関節リウマチなどの関節炎などに使用されます。

この他に腰痛・生理通・風邪などの症状にも使用されています。

非ステロイド系抗炎症剤の副作用は、長期間服用すると胃の粘膜に障害が起き、胃潰瘍になったり、腎機能障害が起こりやすくなったりします。胃腸障害を防ぐ効果に、胃薬を併用して処方されることがよくあります。

免疫抑制剤

免疫抑制剤はその名の通り、免疫を抑制する薬です。そのため、正常な細胞までも抑えてしまうために感染症や貧血が起こりやすくなります。

免疫抑制剤の副作用は、肝機能障害や黄疸などがあります。その他にも、薬の種類によって副作用が異なります。まとめてですが下記に紹介します。

皮膚炎

口内炎

肝・腎・骨髄障害

間質性肺炎

骨髄抑制

出血性膀胱炎

胃腸障害

血液障害

肝・腎障害

皮疹

胃腸障害

脱毛など

エンドキサンのパルス療法

ステロイドのパルス療法と同様に、エンドキサンを大量に注射する方法です。

難治性病の病態の患者に行われることが多く、膠原病では全身性エリテマトーデスや重症のルーブス腎炎などにエンドキサンのパルス療法が行われます。

パルス療法中、発熱、吐き気・嘔吐、脱毛などの副作用がでる場合があります。

抗リウマチ薬

抗リウマチ薬は、2010年3月現在15種類が承認され、慢性関節リウマチなどの治療に多く使われています。

免疫の反応をコントロールし、正常に戻す効果があるとされています。しかし、服用を開始してから治療効果が出るまでに1~3ヵ月かかります。

抗リウマチ薬と併用して痛み止めが処方されることが多いです。

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