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骨粗鬆症

骨粗鬆症は原発性骨粗鬆症と続発性骨粗鬆症の大きく2つに分類されています。

原発性骨粗鬆症は、年をとるにつれて骨密度も低下していくことで、骨粗鬆症のほとんどが原発性によるものと言えます。

続発性骨粗鬆症は、栄養性や薬物性(ステロイド)などによるものが原因と考えられています。膠原病の中では、関節リウマチが続発性骨粗鬆症の原因となります。

どんな病気なの?

骨粗鬆症は、骨からカルシウムが減り、もろくなってしまいます。骨がスカスカの状態になることで骨折しやすくなり、中には骨折してしまう人もいます。

骨は年とともに老化する為、お年寄りで背骨が曲がっていたりする状態も骨粗鬆症が原因の一つといえます。

骨粗鬆症はお年寄りや、閉経後の女性に比較的多い疾患と言われています。

食生活や運動不足といったことにも問題があり、高齢者だけでなく若い人達でも骨粗鬆症になる人が増えてきています。日常生活で気をつけていれば防げる病気でもあります。

主な症状は?

骨粗鬆症のほとんどは、初期の段階では症状が出ないことがわかっています。進行するに伴い背骨が曲がってきて、最悪な場合骨折しやすくなって寝たきりの原因にもなっています。実は、寝たきりの原因で、第三位に骨粗鬆症による骨折が入っています。

骨折というのは、骨が折れることだけをいうのではありません。骨が潰れることも骨折で、「圧迫骨折」といいます。骨がスカスカになり、潰れて腰や背中が曲がったり身長が縮んだりするのも圧迫骨折が起こる為といえます。

検査

骨粗鬆症の検査は次のようなものがあります。骨密度の測定・レントゲン・身長測定・骨代謝マーカー検査などです。

骨密度の測定

骨の強度や密度を調べる検査です。骨にはカルシウムが含まれているので、そのカルシウムの量から調べます。

骨密度の基準

骨密度の正常値は20歳から44歳までの平均値をもとに調べています。

基準の80%以上なら正常といわれています。70%以上80%未満なら骨量が減少していると判断され要注意です。70%未満なら骨粗鬆症が疑われます。

レントゲン

脆弱(ぜいじゃく)性骨折がないかを調べます。脆弱性骨折とは、ちょっとした軽い衝動で起こる骨折のことで、知らないうちに骨折していることが多いのです。

身長測定

背が縮んでいないかなどを調べます。

骨代謝マーカー検査

骨代謝マーカー検査では、血液検査や尿検査によって調べます。

骨も常に古いものから新しいものへと作られています。この働きを骨代謝といい、この骨代謝の速度を調べる検査のことを骨代謝マーカー検査いいます。

診断

診断の決め手となるのは次の3つです。

骨密度・骨のもろさ・脆弱性骨折をしていないかという点です。

骨密度の値が70%以上80%未満の要注意と判断されても、脆弱性骨折が見つかれば骨粗鬆症と診断されます。

治療法とは

骨粗鬆症は、薬での治療が中心になります。治療で使用されている薬をいくつか紹介します。

骨粗鬆症の治療薬の中で有効性が高くて、強力な骨吸収抑制作用によって骨密度を増やす効果があるのがビスフォスフォネートです。

腸管からのカルシウムの吸収作用・骨形成促進作用があるのが活性型ビタミンD製剤です。骨形成促進作用と骨吸収抑制作の二つの作用を持ち、骨折の予防効果があるビタミンKなどが治療薬として使用されています。その他、ラロキシフェンがあります。この薬は閉経後の女性に主に使用されています。男性や生理がある女性には使用しません。

このような薬と同時に、食事療法や運動療法もおこなっていくことが治療するうえで最も有効といえます。

予防

日頃の生活習慣のなかでちょっとした事に気をつけることが、食事療法にも運動療法にもなることがあります。そんな何気ない生活習慣の心配りが、骨粗鬆症の予防に繋がると思います。

骨密度を上げる食事のとり方で気をつけることがあります。骨には、カルシウムが最も必要な為、厚生労働省によると、カルシウムの必要量は1日600mg以上とされています。閉経後の女性は800mg以上必要と言われています。よって、カルシウムを多く含む食品を取ることは最も重要です。その他、ビタミンDやビタミンKなどを多く含む食品などを取ることが骨密度に有効とされている食事療法です。

運動不足は、骨密度を下げる原因でもあります。適度な運動も運動療法になるので、日常生活にウォーキングやジョギングなど取り入れてみるのも大切なことです。

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