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無菌性骨壊死

無菌性骨壊死は、膠原病のエリテマトーデスの合併症で多く見られる傾向があります。 その他、多発性筋炎や皮膚筋炎、関節リウマチなどの合併症にもなっています。 無菌性骨壊死は、ステロイドの副作用が原因と考える見方が多いです。また、お酒を大量に飲む人にも多いといわれています。このようなステロイドやお酒が発症の原因と特定できる骨壊死と、原因不明の突発性の骨壊死があります。両方とも難治性の骨疾患と言えるでしょう。

どんな病気なの?

無菌性骨壊死は、骨に血液と栄養が行き届かなくなり、特に大腿骨周辺の骨の細胞が死んで崩れることを言います。人によっては、肩や手、膝の骨に現れる人もいます。

また股関節などがもろくなり、骨が変形し、中には骨折しやすくなる人もいます。


痛みがひどく日常生活が困難な場合や、骨頭の壊死範囲によっては手術が行われます。

主な症状は?

人によって壊死の範囲や痛みも異なるため、症状もさまざまですが、一般的な症状は、関節によく水が溜まり、その箇所が腫れることがあります。水を抜いてもまたすぐ溜まるといったことを何度も繰り返します。骨が潰れて、徐々に変形していき発見されることが多いです。その際、動かない状態であっても、かなりの激痛を感じる人もいます。

検査と診断

検査は主に、レントゲン・CTスキャン・MRI ・シンチグラフィなどが行われます。

無菌性骨壊死の初期症状段階では、レントゲンでは分からないこともあり、MRIではわりと早期に発見される場合もあります。

また、骨壊死が起こる原因は、高脂血症がある場合が多いので、血液検査でコレステロール値を調べます。高い場合は高脂血症薬が併用されます。

これらの検査によって診断されます。

治療法とは

治療は保存療法と理学療法と手術療法の3つが考えられます。

  • 保存療法は、壊死範囲が少なく症状も軽い人に対して、通院で注意深く骨の経過を観察する治療です。
  • 理学療法は、松葉杖や免荷装具などで、骨への負担を小さくします。非ステロイド抗炎症剤は、痛みが発生している場合に投与します。
  • 最終手段として、手術療法が行われます。

手術方法として、関節温存法、人工骨頭置換術や人工関節置換術などの方法があります。

予防

無菌性骨壊死と診断されたら、重い荷物を持つことはなるべく控えましょう。また、ステロイドを服用している人で体重が増えてしまっている場合には、体重の減量に努めましょう。いずれも骨へ負担がかかれば大腿骨壊死を起こす結果になりかねないので、骨への負担はできるだけ軽くするようにしましょう。

無菌性骨壊死の中でも!

「特発性大腿骨頭壊死症」が代表的な壊死の一つでもあります。

特発性大腿骨頭壊死症は、膠原病の全身性エリテマトーデスの合併症に多くみられます。ステロイドの全身への大量投与が原因という考えも少なくありません。特発性大腿骨頭壊死症は、難病の疾患であり、厚生労働省の特定疾患になっている病気です。一年間ごとの新規発生数は2000人強とされていて、男女比で見ると5:4と男性に少し多いことが分かります。発症年齢は男性では40歳で女性では30歳といった、どちらも働き盛りの年代に最も多く発症していることになります。

特発性大腿骨頭壊死症は無菌性骨壊死と膠原病に深い関わりを持っていることは事実です。

私と膠原病と特発性大腿骨頭壊死症

去年、人工股関節置換術をやりました。全身性エリテマトーデスの治療薬のステロイドを何度も大量投与したせいかもしれません。大腿骨が壊死してしまい、歩く時もだまっていても痛みがあり、悩んだ末お医者さんと相談し、人工股関節置換術をすることに決めました。悩んだのは、長くて10年経ったら新しいものと交換しなくてはいけないからでした。また同じ手術をしなくてはいけないのかと思ったら、すぐやります!とは言えませんでした。しかし手術した今では、痛みも消え普通の人と変わらず生活できています。ただし、足を組むことや和式のトイレを使用すること、内股になることなど、行ってはいけない動作があります。これらの動作は、脱臼してしまう危険性があるためです。体重維持も心がけています。

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