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主な検査

膠原病が疑われる症状(【膠原病の症状】「疑われる症状」を参照)が出たら、専門の病院へ行き、先ず診断を受けて検査をします。基本となる検査は、「血液検査」・「尿検査」・「画像検査」の3つです。ここでは、検査を行う理由や、内容について説明します。

血液検査

血液検査では、膠原病の種類や各種の抗体や病気の強さなどを調べます。また、白血球の増減で病気の進み具合なども調べます。
血液検査の中で、早期発見のカギとなるのが「抗核抗体」です。「抗核抗体」とは、自分の細胞の核に対して持つ、いくつかの抗体群の総称です。
40倍未満の値が正常とされていて、血液検査で陽性反応が出た場合、抗体の種類を調べます。抗核抗体にも色々種類があり、各抗体によって膠原病の種類も異なります。
このように膠原病の種類や病気の進み具合が分かることから、血液検査は必要不可欠で最も重要とされています。

尿検査

尿は、腎臓が血液をろ過して綺麗にしたときに、要らないものとして取り除かれたものです。尿検査では、蛋白尿や血尿が出ていないか、合併症を引き起こしていないかなどを調べます。膠原病の中でも、全身性エリテマトーデスなどは、腎臓障害を合併しやすいと言われています。
「合併症についての説明は」【合併症の種類と症状】で詳しく説明しています。

※写真は顕微鏡下での尿サンプル中の白血球


膠原病で検査する内容

検査項目

内容

尿たんぱく

腎機能障害の進行度を測ります。

クレアチニン

尿沈査

腎炎の陰・陽性を計ります。

尿糖

糖尿病を合併していないかを調べます。

尿検査の基準値

定性検査で陰性(-)、定量検査で1日100mg以下が正常範囲とされている。

尿検査で疑われる病気

急性腎炎、慢性腎炎、ネフローゼ症候群、膀胱炎、尿路結石、妊娠中毒症。

画像検査

画像検査とは、人間の体内の状態を画像化し診断することを言います。 膠原病の検査で用いられる画像検査には、主にX線撮影や内視鏡検査が行われます。
もっと詳しく進行を確認するために、CTスキャン、超音波検査、MRI検査なども行われます。
画像検査では、内臓に傷害がないか、骨が変形していないかなどの異常を調べます。

※写真は成人男性の胸部X線写真です。


各画像検査の注意事項

画像検査を受けるにあたって、注意しなくてはならないことがいくつかあります。病院側からも指示があると思いますが、事前に知っておけば役立つこともあるのでここで説明しましょう。

  • X線検査では、金属製品を身に付けている場合は外します。
  • 内視鏡検査は、どこを検査するかによって異なりますが、例えば、胃や食道の検査の場合は、朝食や水分を抜くことになります。大腸の検査のときは、前日から食事を抜くか特別指示された食事をとることになります。また、便がかたまりとして残ってしまい、ポリープと間違って判断してしまうのを防ぐために、腸の中を下剤などで綺麗にする必要があります。
  • CTスキャンでは、金属製品を身に付けている場合は外します。医師からの指示で造影剤を使用する場合もあります。
  • 超音波検査では、原則として上腹部の検査のときは朝食を抜いてもらうことが多いです。水程度なら良いですが、病院によって異なることがあるので、確認してください。

MRI検査は、身体に響くくらいのうるさい音がする検査です。長時間(20~50分)寝ていなくてはならないのが、苦痛と感じる人も居ます。しかし、放射線を使うわけではないので、副作用の心配はありません。


MRI検査は、強い磁石と電磁波を使用した検査なので、金属製品は持ち込めません。MRI検査特有の金属製品を紹介しておきます。


補聴器、金属ワイヤー入りブラジャー、財布、硬貨、入れ歯、銀行カード、ホッカイロ、酸素ボンベ、腕時計、骨折治療用の体内金属、磁気治療テープ、ピン留め、アイシャドー、金属ジッパーなど

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